鉄骨工場のグレードとは
鉄骨工場には工場認定制度と呼ばれるものがあります。
これは、品質の良い鉄骨が生産され供給されるために必要なものとして実施されています。
・品質管理能力
・製造・検査設備
・制作実績
・技術力の向上と研究開発能力
工場の認定には厳しい審査・評価基準があり、これらをクリアした工場だけが5つあるグレードの中から認定されます。
認定制度について
鉄骨工場のグレードを決めるのは、専門機関の審査・評価を受ける必要があります。
現在、日本には2つの専門機関があります。
・株式会社全国鉄骨評価機構(JSAO)
・日本鉄骨評価センター
グレードは5つあり、評価の高い順に「S・H・M・R・J」とあります。
また、認定期間は5年です。繰り返し更新が必要となるので、常にクオリティの高さを維持していく必要があります。
認定グレード区分と適用範囲
区分 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
建物規模 | ・低層 ・小規模 | ・中層 ・中小規模 | ・中高層 ・中規模 | ・高層 ・大規模 | ・超高層 ・大規模 | |
高さ | ・高さ13m以下 ・軒高10m以下 ・3階以下 | ・高さ20m以下 ・5階以下 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | |
延べ床面積 | 500㎡以内 | 3000㎡以内 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | |
使用鋼材 | 強度 | 400N級鋼 | 400N級, 490N級鋼 | 400N級, 490N級鋼 | 400N,490N 520N級鋼 | 制限なし |
板厚 | 16mm以下 | 25mm以下 | 40mm以下 | 60mm以下 |
コメント